この期に及んで希望だと?お前ら、みんなバカか!

方舟

方舟

ゆっくりと確実に沈む世界、絶対的に終わって行くという運命のなかで、人々のうえに平等にさまざまに訪れる終末。希望はなく、あるのは絶望のみです。ただ訪れる終末はとても美しいもので、不思議な読後感がありました。好き嫌いがはっきり分かれそうな本ですが、わたしは好きです。