ネットで出会った人々

たまーにこんなこと思うんだけどね

インターネットをコミニュケーションの最たるツールとして使用していた時期があります。今はもうそんなことはありませんが、昔(1998〜2001年ごろ)はそりゃもうすごかった。特にネットで日記や短編を公開する、いわゆる「テキスト系」というくくりに入っていたときは毎週末インターネットを通じて知り合った人々と会っていました。後にも先にも、あんなに短期間であんな人数の人々と知り合う時期ってのはもうないと思います。
ネットを通じて知り合った人々は、大概に於いてある種独特の距離感を持って接していたので(多分お互いにね)、わたしがすっかり引きこもった今となっては「お知り合い」と言うのもおこがましく感じられるようになっている人々が殆どです。でも、本当に一握りの人たちと未だに仲良くさせて頂いています。そしてその距離感はとても心地よく感じます。
時間を見つけては会う友達、中々会えないけど会うといつも何時間でも話しこめるような価値観の近い友達、映画を観にいこうと思うと真っ先に頭に浮かぶ坊主、本当に会えないけどいつもなんらかのきっかけで「元気かな、幸せでいるかしら」とぼんやり思い出せる関西の可愛い女の子。
色々なことがあって、もう積極的にネットで人と知り合おうとは思いませんが、たいへん貴重な出会いをたくさんしてきたと思います。そして歳を重ねる毎に、人との出会いの重要さと学ぶことの深さに考える時間が多くなるのです。そしてそれは多くがとても気持ちよく過ごせるわたしの時間となっています。