だらだら書きます

たまに思うことがあります。
わたしの今まで歩んできた道にはいくつかの決定的な分岐点がありました。自分で把握しているだけのものでも結構あって、常に道を選び、選んだ道で人と出会ったり別れたりしながら何とかやってきて、そうして出来上がったのが今のわたしです。
 
わたしが通ってきた道の一つの中に、貴重な出会いがありました。とある人との出会いです。その時はまだ自分がどんな道を歩いてきたか、これからどんな道が広がっているのかなんて考えた事もないような時期でした。その人と出会い、色々な視野や道の歩き方、選びかたを教わりました。だけどちょっとした石にわたしは躓いて、その人と歩く事を諦めてしまいました。
 
今でもたまに思います。あの時石にもっと早く気づけるだけの視野の広さがわたしにあったら、石に躓いたとしてもその時すぐに起き上がって適切な対処が出来ていたら、転んでも立ち上がって笑うことができる余裕があったら、一体どんな道を今の自分は歩いていただろうかと。
 
今それを思ってもどうしようもないことなのです。あそこで躓いてあの人の手を離す選択をして、それがあったからこそ今の自分があるのだろうということもわかっているのに、なぜこんなことをふと思い出すのでしょうか。もしかしたら、わたしは後悔しているのかもしれません。
 
わたしは今の自分が好きかどうかはわかりませんが、今までできるだけの事を一生懸命やってきたという自負があります。失敗はたくさんあった。でも無駄だったことは何一つないと思えます。それでもふと思い出せば、考えずにはいられない。
 
いま歩いている道もまた無限にあり、その道の先々にその選択をした自分がいるのだろうと思います。それぞれの道に今までと同じように出会いと別れがあり、違う風景が広がっているのだろうと思います。今度もしわたしが石にけつまづいても、その時はあの時よりも成長した自分でありたい。
 
わたしはまだまだ頑張らないといけません。あの時の自分にきちんと向き合える自分になりたい。そして、今まさにしているこの不完全燃焼な気持ちにきちんとケリをつけてやりたいと思うのです。