映画のはしご

2つはしごしてきましたので感想を書こうと思います。
 

原作はわりに面白く読めたので、それなりに期待して出かけました。が、結果から言うとあんまし面白くなかった。原作読んでても置いてけぼり、読んで無くても置いてけぼり、という、もう映画としては破綻の域と言ってもよいのではないか、という感想です。一緒に観にいった友人(原作は未読)が「対象年齢をあと10歳引き上げて作ったら面白かったのかも」という感想に納得しました。本当にそんなかんじです。本は面白いのでみなさん読むといいと思います。松たかこさんの演技は普通によかった。ウエンツくんも世を離れた少年のかんじに良くあっており好きでした。

これは、作品がどうだこうだというものではなく、違う部分で面白かったです。採点はできないけど見てみればいいよって言うか(タイピングしながらわたしはニヤニヤしていますよ)…。ネットの映画情報サイトや批評サイトではマジ切れして点数つけちゃってる人々を見ますが、この映画はマジ切れしちゃだめです。採点もしちゃだめです。キャンプ精神です。わたしはたぶん開始15分くらいのところからB級ホラー映画を観るときのテンションに切り替わりました。そして楽しめましたよ(アドバイス)!ちょっと普通に気になったのは絵の塗り方かなあ。今までジブリの映画を観て、「毒々しい、絵の具感あふれる塗り方」っていう感じを受けたことがなかったんだけどこの映画はすごく思ったです。単に映画の色ってことなんだろうか。
まあそれはおいといて、一言だけネタバレっぽい感想を言うなら「もう言っても仕方ないんだけどさ、全部竜でいいじゃん竜で」です。