風邪をひいた。

体中に薄い膜がはったように気だるくて何もする気がおきない。フルタイドを吸引、イソジンでうがい、やっとの思いで髪をまとめて病院に行くために車を動かす。空はねずみ色、風が強くてようようまとめた髪がばらばらとほぐれた、最悪だ…。直す気力がなくそのままハンドルを握って車を走らせる。診察中、発作が出ているときの呼吸音を指摘され、なぜもっと早くに受診しないのかと医師に怒られる。点滴をうち、薬をもらい、また車に乗り込む。家に向かう道の左折でブレーキとアクセルを踏み間違えそうになる。冗談じゃすまない、冷や汗をかく。具合の悪いとき運転なんかするもんじゃないと思う。家に帰り着きシュークリームをひとつ食べ処方された薬を飲む。

窓の外の空は相変わらずねずみ色。何もしたくないのでこんな文章をだらだらと書いている。