毎年書く覚書

今日は終戦記念日です。わたしにはシベリアで捕虜として捕らえられていた祖父がいました。祖父は帰国後、祖母や子供とともに8月15日に黙祷を行うことを「家族の決まり」としました。わたしが4歳のときに亡くなってしまいましたが、8月15日に必ず黙祷をするという習慣は親をつたい孫であるわたしにも深く残りました。戦争というものについて、忘れないことしかわたしにはできません。8月15日は黙祷をし、戦争の史実を思い出し、そのことについて一年ずついろんな経験を積んで知識を得たその年のわたしが考えを巡らすという、そういう日です。